ヴァーチャルアイドルに悪霊が憑依した!
もう、ネットは使えない......
大学生の麻生耕司は卒業論文のテーマを求めて、ヴァーチャルアイドル・香月りんねの誕生日イベントに参加する。
しかし、そのパーティーの途上、突如としてりんねが豹変し、会場内の電子機器を一斉に暴走させてしまう。彼女には正体不明の悪霊が憑依していたのだ。
爆発するスマホ、動き出す自動販売機、乗っ取られるSNS、高速で紙を射出するコピー機......全ての電子機器が殺戮兵器と化し、一人また一人と参加者は息絶えていく。
辛うじて生き残った麻生は、自称霊能者や乱暴者、プログラマーの小学生にその母と協力し、電脳世界の除霊を試みる......!
第6回ジャンプホラー小説大賞金賞受賞作品。インターネットに接続過剰な現代人に贈るサイバーホラー登場!