現在、大学4年生で就職先も決まっているのですが、女優になる夢を諦めきれず働きながら女優を目指したいと思っています。しかし、母に反対されており、学費や就職活動で必要なお金も親に出してもらったのであまり強く意見が言えません。それでもやっぱり女優になりたいです。どのように説得すればいいでしょうか?
ぜひ目指すべきです。
私の経験を話すと、当然、大学生の時には、周りの友人たちと同様に就職活動をしましたが、心の中では漫画業界、もしくはミュージカル業界に行きたい・携わりたいという気持ちがずっとありました。そんな気持ちだから、就職活動中も、「何か違うな」という引っかかりがあって。大学生の時に編集部に漫画の持ち込みをして、良い評価をもらって2週間でデビューが決まり、大学卒業あたりで桐山光侍先生のところでアシスタントをさせてもらい、この世界に飛び込みました。
でも親からは「ちゃんとした会社に就職しろ」とか「好きなことをやって稼ぐのは一番理想的かもしれないけど、半面、普通の幸せを捨てることになる」などと言われていました。
夢である「漫画家になる」ということは言えず、騙すわけじゃないですが、デザイン会社に就職したことにして、集英社などでもカットの仕事をしている、という風に言っていました。絶対漫画家になる、と思って頑張っていました。だから、あおちゃんさんの気持ちはすごく分かります。
夢って届かないものだと思いがちですが、意外と近いんですよ。夢の実現に向かって尽力していたら、自分が想像しているよりも早く手が届き始める。そして届き始めると、あっという間に夢が現実のものになる。その夢に対して、自分がどのあたりにいるのか、どう駆け上がっていけば良いのかも分かってくる。届かない夢だと思って自ら夢を遠ざけて諦めちゃう人がすごく多いと感じます。
でも夢って届かないことはない!と私は思っています。夢に向かって信念を持って挑戦し続けることは絶対に大事だし、そんな姿はどこかの誰かが必ず見てくれています。だから諦めずに頑張ってほしい。それに、働きながらでも目指したいって思っているなら、ぜひやるべきです!応援します!
親への説得はしなくて大丈夫。働きながらオーディション等に挑戦して、良い結果を報告すれば親は絶対に納得してくれます。私はプロになって漫画作品が雑誌に掲載されたら親に報告しようと思っていました。しかも母親ではなく、厳格で普段は相談をしたことがない父親の方に。電話で報告した時「母親には言っていないんだけど、子供向けの雑誌で連載デビューが決まった」って言ったら、普通の会社への就職を希望していた父親も、ものすごく応援してくれました。行動と結果で示せば、親は絶対に納得してくれますよ。