こんにちはー! 編集部中本です!
今回は1月に開催された「#プラレール東京地下鉄完全再現」という展示に足を運んだ際のことをお話したいと思います。名前のとおり、プラレールで東京の地下鉄(都営線と東京メトロ)を高低差も含めて完全に再現したというものです。
子供のころはプラレールが大好きで、4歳のクリスマスプレゼントも「未来特急のぞみ号」というデカプラレールと呼ばれる商品を頼みました。朝起きてプレゼントが置いてあったときには、本当にサンタさんっているんだな、と思ったことを今でも覚えています。
さて、そんな僕も成長するにつれて、プラレールから卒業していきました。しかし、ツイッターでたまたま目についた今回の展示に興味を持ち、会場まで足を運んでみたのです。
会場に入ってみて驚いたのがその全長です。「完全再現」と銘打っているので、相当大きいのだろうとは思っていましたが、下の写真をご覧ください。手前が港区あたりで奥のほうが新宿・渋谷方面です。これだけでも巨大なのに、この反対側にはまだ東京東部の路線も広がっています(2枚目の写真)。作った方々の創意工夫や根気がとても伝わってきました。東京にお住まいでない方も地下鉄路線図の複雑さを見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、それが立体的に表現されるとこんな感じになるんですね。
さて、色々と見ていくと普段電車に乗っているだけではわからないことがいっぱいあるなと感じました。中でも意外だったのが新宿駅です。あまりの構造の複雑さから「ダンジョン」と形容されることもあるこの駅ですが、地下鉄の路線だけ見るとそこまで複雑な感じではないんですね。
もちろん3路線通ってますし、隣の新宿三丁目駅などは歩いて新宿までいける距離なので、ここまで単純な構造ではないのでしょうが。基本的にはJRがやばいんですよね。ここにさらに小田急線と京王線、京王新線が加わるので駅舎の中はしっちゃかめっちゃかです。
逆に地上がすっきりしているのに、地下がごちゃごちゃしてるなと思ったのは新橋駅付近でしょうか? 路線自体は、浅草線と銀座線だけですが、すぐ近くにある汐留駅には大江戸線が通ってますし、奥側には三田線も通っているのでこんがらがってますね。
そして予想通りだったのは、大手町です。なんとこの写真内に移っているすべての路線が大手町駅を通る路線です笑。ほぼ東京駅といってもいい位置にある駅なので、東京を通る地下鉄の中心地といった感じでしょうか。5路線通っていて、駅構内を歩いていてもどこからどこまでが大手町なのか、最早よくわからなくなってきます。
そして最後におまけです。集英社のビルがある神保町付近になります。Jブックス編集部が入っているビルはお隣九段下駅との間ぐらいにあります。
もっと色々と見所があったのですが、分量の問題もあるのでこのへんまでの紹介にとどめておきます。
プラレールは確かに子供が遊ぶおもちゃとして親しまれていますが、人の想像力と努力でここまで素晴らしいものが作れるんだなとしみじみ感じました。久しぶりにプラレールに触れたことで昔のことも思い出せましたし、いつもとは違うものの見方で電車や駅といったものを再認識できたのはとてもエモい体験でした!
それではまた!!