魅力あるキャラを作る方法のひとつに、「弱点や欠点を設定する」というものがあります。
完全無欠にするのではなく、性格や趣味に困った部分を加えてコミカルにしたり、コンプレックスや苦手なものを持たせて共感を誘ったり、乗り越えるべき弱点を設定してドラマに生かしたり――そうやって奥行きを持たされたキャラは、自然と読者との距離を縮められます。
どんな立場のキャラに、どんな弱点or欠点を持たせれば面白い化学反応が起きるのか?
皆さんの探求と挑戦に期待しています。
「家族」というテーマは多様な捉え方のできるものだと思っています。
家族と暮らしている人の話なのか、単身で家族を想う人の話なのか、それはポジティブな話なのか、ネガティブな話なのかなど、どんな切り口をもって物語を描くのかでその内容はまったく変わってきます。
血縁に関係なく、強い絆の結びつきがある人たちの共同体を「家族」と表現することもできるかもしれません。
みなさんの応募作から、様々な「家族」の形に出会えることを期待しています。