浅田が好きなホラーは、ずばりハイブリッド・ホラーです!
例えば竜騎士07先生の 「ひぐらしのなく頃に」は萌え+恐怖。
押切蓮介先生の 「でろでろ」はギャグ+恐怖。
新井素子先生の 「くますけと一緒に」は可愛い+恐怖。
すいません生来のビビリでして、ガチホラー純度100%だと、致死量(精神的)に達してしまうのです。
色んな「恐怖」をお待ちしています!!

僕が小学生のころ、いわゆる「ホラー映画」ブームがありました。
たくさんのゾンビ映画や、殺人鬼のキャラクターたちが巷に溢れ、
人一倍こわがりだった僕は、ずいぶんと居心地が悪かったものです。
悪夢の住人や、チェーンソーをもった巨漢などなど…その後シリーズ化して
映画のみならず多くの小説、漫画作品に登場してくれました。
ホラー作品はともすればシチュエーション勝負になりがちですが、
どっこい、立派なキャラクター勝負のジャンルでもあります。
みなさんの考える 最凶のキャラクター、お待ちしていますね!

私的ベスト貴志祐介作品かつ、私的ベストホラー小説である『天使の囀り』の魅力について語らせて下さい。読者を絶望の淵に追い込む、緻密な描写力。突飛な設定に必然性を与える、執拗な伏線。圧倒的な熱量と狂気。先生のサービスは過剰で、読み進めるのがしんどい程です!!
“ホラー”を、広く捉えることもできますが、個人的には、友人に薦めたら「なんてものを読ませるんだ!」とキレられるような、 クレイジーさをはらんでいて欲しいです。ホラーって、本当にいいもんですねっ♥ 皆さんの作品を楽しみにしています!!


ジャンプ小説大賞出身の作家・乙一先生はホラー小説の名手でもあります。先生が執筆された中では、特に 『GOTH』シリーズが個人的にはとても好みな作品です。人の死にまつわる事柄に心ひかれる『僕』が、同級生の森野夜とともに、心に闇を抱えた人物たちの事件に遭遇していく物語です。想像の斜め上を行く猟奇的な殺人者たちと、見事な叙述トリック、そして個性的な美少女・森野夜のかわいさに一気読み必至の名作です。
ホラー小説賞は、『ホラー』というジャンルについての募集ですが、だからといって他ジャンルの要素を入れていけないというルールはありません。
読者を楽しませる要素はどんどん取り入れてみてほしいです。

定番ですが『羊たちの沈黙』をお薦めしたいです。〈収監された殺人鬼がFBI訓練生の指導者として連続殺人事件の犯人逮捕に協力する〉この筋立てが凄い。殺人鬼と訓練生のコンビというアイデアは独創的で捻りがあり、対立や波乱の予感が埋め込まれています。映画版も傑作ですが、原作小説はディテールの描写や演出も巧みで、レクター博士とクラリスの駆け引きが深く味わえます。ホラーやサスペンスを志す方には読んでほしいです。

ホラー小説で好きなのは小野不由美先生の「十二国記」の外伝でもある「魔性の 子」ですかね。本当はビビリな自分ですが、最後まで一気に読むくらい引き込ま れた記憶があります。得体の知れない「恐怖」が潜む日常描写。そこにいない人 物なのに存在感があるというのは、 「キャラ」作りの観点からも素晴らしいとも 思ってます。ジャンルがホラーでも、やはり「キャラ」は大事だということを再 認識させてくれた一冊でした。


どうも、編集部で恐らく最もビビりな藤原です。こんなホラーが読みたい!を皆様にお伝えせねばならぬのですが…。うーん…。むしろ本当に怖いのやめてくださいと伝えたい…。でも周平くんに怒られそう…。こんな私ですが、ひとつ、ホラーでも「この要素があれば楽しめるかも!」と思うものがあります。それは 美少女です!個人的にはホラーに出てくる女の子って、物語に付きまとう緊張感や冷えた感じと相まって、妙に色気を感じます。ホラーは刺激的なジャンルですし、魅力的な女の子のキャラクターを作りやすいのでは?と思っています。実際いたら怖いけどどこか眼が離せない、みんなの心に居座るような、そんな女の子。お待ちしております(震え)。

私が、オススメのホラー作品については、ブログ 『ミニキャッパー周平の百物語』で取り上げているので、ぜひご覧下さい。それぞれの作品に、キャラクターの妖しい魅力であったり、読者を巧妙に引きずりこむ語り口であったり、死臭が本から溢れ出すような描写力であったり、主人公を追い詰める悪魔的な手練手管であったり、それぞれの「武器」があるので、志望者の方は、ぜひ気になった作品を読んで頂き、自作のための糧として頂きたいです。
さて、今回はここまでに紹介しなかったものの、ホラーを語る上で重要な一作についてお話します。

それは、現代的ホラーの起源のひとつであるメアリ・シェリー 『フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス』です。現在では、ホラージャンルの共有財産のようになっている人造生物、「フランケンシュタインの怪物」ですが、その「起源」たる本作においては、フランケンシュタイン博士が生み出したのは単純なモンスターではなく、「理知的な頭脳をもちながら、醜い容貌のために人間から拒絶され、伴侶を得ることが出来ず、結果として殺戮に向かわざるを得なかった」、そんな悲劇的な宿命を背負った者として描かれています。表面的な恐ろしさに留まらず、自身の存在に思い悩む内面、深層部にまで魅力のあるキャラクターであったからこそ、多くのフォロワーとフランケンシュタイン幻想を、現代まで生み続ける傑作になったのだと思います。
また、「死体から生きた人間・魂を作り出す」というプロットは、当時としては先端科学の知識であった、ガルバーニの「生体電流」に関する実験(死んだカエルの足に電気を流すと足の筋肉が動く)から着想を得ています。新しい科学的知見から当時の人々が抱いていたであろう、ぼんやりとした未来への不安を、「フランケンシュタインの怪物」は見事に具現化したと言えます。 「世界・社会の変化を敏感に察知する感性」も、「今」の読者に突き刺さるホラーを書くために磨くべきものでしょう。
『フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス』の成立事情についてもお話しましょう。(詳しくは「ディオダディ荘の怪奇談義」で検索して頂きたいのですが)メアリと、メアリの夫で詩人だったパーシー、同じく詩人であったバイロン、バイロンの主治医のポリドリというメンバーで怪奇談義をした際に、雑談の中から様々なホラーのアイデアが生まれ、バイロンが、みなで怪奇譚を一作ずつ書こう、と提案しました。その後、提案通りに、バイロンは怪奇ものの詩を書き、ポリドリは吸血鬼についての短編小説を書き、パーシーは書くのを投げ出してしまったのですが――それまで小説を書いたことのなかったメアリは、一年がかりで初作品を書き上げ、それが後世に残る『フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス』となったのです。詩人・パーシーの名声は、妻のメアリが自分以上の傑作を書いたことにより霞んでしまい、「作家の悪夢」と後に称されることになるのですが、それはさておき。

このエピソードから、三つの教訓が引き出せると思います。

●雑談は、小説のアイデア作りの役に立つ。
●口先だけで面白いアイデアを語っていても、書き切らなければ、物語として残ることはない。
●小説を書くのが初めてでも、一年くらいかければ、世界史に残る傑作を書けるかもしれない。

みなさんの挑戦を待っています!

「ジャンプホラー小説大賞」宣伝隊長を命ぜられた
ミニキャッパー周平が、闇雲にホラー作品を紹介していきます。





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